社会的養護施設で生活した経験のある青年たちの中には、社会人として生きることに困難を感じている人たちがたくさんいます。

誰にも頼ることができずに、希望を持って生きることをあきらめてしまう人もいます。

たった一人で抱え込み、SOSを出せる場所もなく、辛く苦しい日々にもがいている人もいます。

生活をすること、働くこと、学校に行くこと、人と交わることは、簡単なことばかりではありません。

誰かに上手に頼りながら、支えられてこそ自立はできると思っています。

CANS（キャンズ）は、そんな社会で生きづらさを抱えている青年たちの寄る辺となるためにスタートしました。

２　事業実施内容

（１）相談業務

退所を控えた者が抱える自立生活への不安・悩み、金銭面など退所後の生活に関する相談に応じ、在籍する施設や関係機関と連携して支援を行っています。また、退所後の生活で困ったことが起きた時や退所後の新規相談については、一緒に考え対処していいきます。必要に応じて付き添いや在籍していた施設、他機関と連携する等の支援を行っています。

（２）自立支援セミナーの実施

自立生活を始める上で必要な知識、社会常識等を学んでもらうため、入所施設を訪問してセミナーを実施しています。（詳しくはフェイスブックでお知らせします。）

（３）勉強会の開催

アフターケアに関する自主勉強会を開催し、アフターケアの在り方や問題点について協議を行っています。（詳しくはフェイスブックでお知らせします。）

（４）関係機関との連携

自立支援や若者支援等の関係団体と勉強会を開催したり、県外遠方へ転出する方が身近なところでのアフターケアを必要とする場合には、相談先の紹介を行っています。